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2024.03.05
コラム
太陽がいっぱいとニーノロータ

1960年のフランス映画「太陽がいっぱい」

アランドロンが一躍有名になったルネクレマン監督作品、年配の方には懐かしい名作映画で、テーマ曲は日本でも大ヒットしました。

監督のルネクレマンは「禁じられた遊び」「居酒屋」「パリは燃えているか」など多くの名作を残しています。また、撮影は名手アンリドカエ。「シベールの日曜日」の素晴らしいカメラワークも印象的でした。ほかにヌーベルバーグの旗手ルイマルの「死刑台のエレベーター」フランソワトリュフォーの「大人はわかってくれない」なども手掛けています。」

そして音楽がニーノロータ。ニーノロータはイタリアのクラシックの作曲家で数多くの作品を残しています。映画では名作「道」などのフェデリコフェリーニの作品のほとんどを手掛けたほか、「ロミオとジュリエット」「ゴッドファーザー」愛のテーマなど哀愁を帯びたスケールの大きなメロディーを残しています。「太陽がいっぱい」でも多くをしめる海のシーンにマッチした美しいけれどどこか哀しみを持った素晴らしいメロディーが印象的です。

水星社で取り扱っている楽曲

太陽がいっぱい /  Plein soleil